医療法人 五輪橋整形外科病院

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周術期センター紹介

令和6年9月1日より、五輪橋整形外科病院にて周術期センターを設立しました。
周術期とは、手術前・手術中・手術後から退院までの、手術に関する一連の期間の総称をいいます。
「手術をする」となると、患者さんは外科の医師を一番最初に頭に浮かべるかと思います。しかし、「手術をする」という行為自体は数時間の話ですが、周術期は数日、数週間という期間となります。外科の医師だけではなく麻酔科医師や看護師、薬剤師やセラピスト等たくさんの職種が協働し、最大限の良い結果を目指す必要があります。
当センターでは手術を受けられる患者さんに対し、適した環境の提供、安心かつ安全な医療の提供、そして術後回復を促進させ合併症がなく早期に退院できることを目的とし、麻酔科医師を中心とし活動しております。

【構成】

センター長:汲田 翔(麻酔科医師)

副センター長:大和 将也(手術室看護師長)

メンバー:医師、病棟看護師、手術室看護師、外来看護師、薬剤師、理学療法士、作業療法士、管理栄養士、ソーシャルワーカー、医事

各部門がそれぞれの専門性で独自にアプローチし、患者さん個々に適した医療の提供をします。

【活動内容】

全身状態の綿密な管理

術後疼痛管理(Acute Pain Service)

多職種連携による医療サービスの提供

術後疼痛管理(Acute Pain Service)

手術後は大抵の場合、痛みが強いというイメージがあると思います。日常生活で指を切ったら痛いのと同じで、体にメスを入れる手術は、やはり痛みを感じることがほとんどです。
APS(Acute Pain Service)とは、術後疼痛管理といい、手術後の痛みに対して、様々な医療手段や薬剤投与を用いて、患者さんの手術後の痛みを限りなく少なくする医療となります。このAPSという考えは米国では外科病院にはあるのが当然ですが、日本ではまだまだ普及が十分ではありません。
当センターでは患者様の術後の苦痛を取り除くため、麻酔科医師や手術室看護師、薬剤師が中心となり、
GAPS(Gorinbashi Acute Pain Service)チームを設立し、より安全で効果的な鎮痛を目指し、活動を行っております。


→ GAPSチームについてはこちら


全身状態の綿密な管理

昨今の日本では高齢化が進み、高齢でも元気に日常をお過ごしできる方が増えました。
しかしながら、高齢になれば様々な基礎疾患を抱えることが多くなることも確かです。
また周術期は手術や麻酔だけではなく、入院という環境の変化やリハビリ、社会的要因等、様々なストレスが体に降りかかります。
当センターはこれらを総合的に考え、患者さん毎に最適な周術期医療を提供できるよう努めています。

手術前の検査や問診等について

術前の状態について、様々な方法で健康状態を精査し、安全な手術、麻酔ができるよう心がけております。
術前に麻酔科医や手術室看護師、GAPSチームが訪問させて頂き、問診や説明等をさせて頂きます。
かかりつけ医等とも情報を共有し、手術を受ける今の患者様の状態を正確に判断し、手術を行っていきます。

多職種連携による医療サービスの提供

術後早期の食事摂取

術後当日~術後翌日朝から、身体の状態によって食事が開始されます。
手術後の身体には十分な栄養が必要であり、また腸運動や咀嚼・嚥下機能を低下させないためにも、可能な限り早くから経口摂取することが重要となります。
しかしながら、痛みや吐き気等手術後に起こり得る症状が原因で、食欲が湧かない場合もあります。
これら症状に対して、介入させて頂きます。

『術後の吐き気や嘔吐に対する対応』

手術・全身麻酔後には吐き気や嘔吐を引き起こすことがあります(術後悪心嘔吐:POVV)。
原因としては、麻酔薬や手術の影響、体調の変化や患者さんの素因(右図)等と様々です。
PONVは食事開始を遅らせ、手術からの回復を遅らせる原因となり、また周術期の満足度の低下に繋がります。

我々はPONVに対し、手術前問診などで患者素因の把握をし、発生の予防や対応に努めます。
PONVの予防は完全には行えませんが、発生した際には早期に対応することで、症状を最小限にします。
患者様は「少しムカムカする」という症状を我慢せずに、軽度のPONVでも遠慮なくスタッフまで申しつけ下さい。

術後悪心嘔吐に対してのデキサメタゾン注の使用については、 こちら をご確認ください。

早期離床への介入

疾患や術式によっては、早い場合は術当日から離床が可能です。
手術後の早期の離床は、筋力の回復促進や肺炎の予防等、体に良い影響を与えます。
離床を妨げる要因の一番は、やはり痛みとなります。この痛みに対し、様々な方法で介入・対応し、リハビリの積極的な介入を可能とします。
患者様は、離床時の痛みを「体のためだから!」と無理に我慢はせず、遠慮なく当スタッフに痛いことを伝えてください。患者様の状態に応じた、痛みの対処をさせて頂きます。

社会復帰のための介入

整形外科の手術は特に、手術後に元の生活に戻れるとは限りません。
特に骨折に対する手術は、骨折受傷前と治療後では、日常生活での制限等がかかる場合もございます。
病院にいる間の治療だけではなく、退院した後の生活を考慮して入院中の治療やリハビリを提供できるよう、色々な職種からの視点で援助していきます。

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