整形外科

当科は、加齢の変化に伴う慢性疾患治療と、整形外科救急治療を行っています。
脱臼、骨折、捻挫等の各種の運動器の救急外傷､膝や股関節の外科治療などあらゆる部門の診療を行っています。
新生児や、小児から高齢者まで、立つ、歩くといった人間の基本的な運動機能であるすべての方が対象であり、安全で質の高い医療で、患者様の生活の質の維持・獲得を目的としています。

特色について

人工関節センターを設置し、より高度で専門的で患者様の負担が少ない手術を行っています。
最小侵襲手術(MIS)という一般的な手術よりも難しい手術を行うために徹底してトレーニングを積み、実践経験の豊富な医師が治療にあたります。
膝・股関節などの慢性疾患の他、外傷、骨粗鬆症など幅広く診察を行い、丁寧な説明と診察で地域に貢献しています。

リウマチ科

当科は、リウマチ・膠原病疾患を専門に診療しています。
何週間も多くの関節に痛みや腫れがみられる、起床時に手がこわばる、発熱が続くが原因がわからないといった症状がみられる場合、膠原病の可能性も考えられますので、当科を受診してください。
受診される際は、疾患の性質上、薬剤アレルギーをお持ちの方が多く、また、薬剤の使用歴が重要となるため、病歴などをお知らせいただけるよう準備をしていただくとたいへん助かります。
リウマチの患者様は一人ひとり全くといってよいほど、病態が異なっています。患者様の病態に則した的確な診療を行っています。

特色について

早期に関節リウマチの診断をし、積極的な治療を行うことで、進行前に疾患の回復を目指します。
進行してしまった関節リウマチに対しては投薬療法と手術療法を駆使して患者様の生活の質の確保・改善に努めます。
リウマチ専門外来を行っているのも当院の特徴です。（月2回水曜日）

リハビリテーション科

当科では術後の早期介入、肩や腰、膝疾患の保存療法など、様々な整形外科疾患に対して医学的リハビリテーションという見地からアプローチを行っております。
入院だけでなく外来でのリハビリテーションにも力を入れており、保存療法や手術前からの介入。
予防的リハビリ等充実したサービスを提供できる体制をご用意しております。
昨今では疾患ごとに入院期間やスケジュールを決められる医療機関が多いですが、当院では疾患はもちろんのこと、年齢や病歴、今までの生活歴を考慮したオーダーメイドでの治療スケジュール作成を行っております。
個々の患者様に寄り添った治療の提供をめざしております。

特色について

リハビリテーション科では理学療法士、作業療法士、柔道整復師からなる専門スタッフが医師・看護師と、相談員ともにリハビリテーションチームを構成し患者様の早期回復に向けて支援を行います。
急性期では積極的な早期介入による機能回復を目指し、回復期では回復期リハビリテーション病棟を完備し専従のリハビリテーションスタッフ、医師、看護師が早期の在宅復帰に向けて充実したリハビリテーションを提供しております。
外来リハビリテーションでは退院後のフォローはもちろんのこと、手術をせずに改善を目指していく保存療法にも力を入れております。最近では将来的な能力低下の予防的リハビリテーションとして、ロコモティブシンドローム(運動器不安定症)へのアプローチも行っております。以前に怪我をされて年数が経過するにつれ筋力、バランス等に不安が出てきた方などご相談ください。

回復期リハビリテーション病棟

回復期リハビリテーション病棟は、手術や処置・検査等の急性期治療を行った後、入院前の生活に戻るためのリハビリに特化した病棟です。
整形外科に特化した回復期リハビリテーション病棟ということで専門医の下、術後の方も安心してリハビリテーションを受けることができます。
医師や看護師、理学療法士、作業療法士、医療相談員などと連携を取りながら、リハビリ室や病棟で積極的にリハビリを行い、安心して在宅生活や社会復帰を送れることを目指しています。

麻酔科

当科では手術における麻酔、全身管理を行っています。 近年、各種合併症を持つ患者様が増え、麻酔のリスクが増加する傾向にあるのが現状です。
全身麻酔、硬膜外麻酔、脊椎麻酔を適切に選択し、患者様への負担を最小限に抑え、安定した全身管理・麻酔を行います。
手術中の痛みを取り除くだけではなく、手術に臨む患者様が、より安心して緊張せずにいただけるように、鎮静剤と麻酔の組み合わせで、心身ともにケアを図ります。

特色について

手術麻酔にも参加します。
手術中の麻酔だけではなく、術前・術後を含めた周術期において、綿密な麻酔計画、安定した適切な麻酔管理、術後の鎮痛・ケアまで麻酔管理のすべてを担当します。
術後鎮痛は、それぞれの患者様に最適な方法を選択し、術後の疼痛を最小限に抑え、早期のリハビリテーションや社会復帰を目指します。